事業承継相談事例
【2020年11月にSBSテレビでCMを放映しました】
【2020年2月28日に静岡県事業承継相談事例集発行しました】
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【2020年3月に事業承継支援事例集【広域関東圏版】が発行されました」
静岡県では木村鋳造所、アシウエル(シューズハウスオオイシ)が掲載されています。
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ケース1
- 後継者候補(代表者長男 40歳)が来所
- 代表者が創業、地域で30年以上の業歴の機械部品製造業
- 業績はリーマンショック以降低迷から持ち直し、比較的堅調。
- 代表者(父 72歳)からはっきりと後継意思を伝えられていない。いつ社長交代してくれるのかわからず、経営権の譲渡や株式の譲渡についてどのようにしたらよいかわからない。
- 顧問税理士はいるものの、経営者とは話しているが後継者とはあまり接触がなく、相談ができない。
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- 経営者とまずは話をすることが重要です。直接話すと喧嘩になるようであれば、将来に向けた事業計画を策定する(実際には事業承継計画)ということで、プッシュ型の相談会に一緒に来てもらい、そこで話をすることも可能です。
- 株式の譲渡については、株価計算の必要性があるかを注意し、まずは顧問税理士に相談することを依頼しましょう。後継者に兄弟がいれば、相続財産確認も必要です。
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ケース2
- 後継者候補(取締役。39歳)が来所。
- 父親の現代表者(65歳)が創業。30年以上の業歴の飲食店(法人)。
- 業績は厳しいが、後継者候補が積極的に新メニュー開拓等の施策を打ち出しており、なんとか利益水準は維持している。小規模事業者持続化補助金の採択を受けている。
- 自分の代に移行する手続きを知りたい。
- 飲食店の土地と建物が父親所有になっているがその点はどうしたらよいか。
- 顧問税理士 有
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- 経営の承継にかかる手続きを案内しました(経営権・議決権双方の取得)。
- 土地、建物については①父から引き続き賃借りする、②法人で買い取る、③後継者候補が買い取る、の選択肢があります。個人所有だと相続の検討をする必要がある旨お話し、父親および顧問税理士と相談するようアドバイスしました。
- 父親が決めかねる点が多く、進まないようであればあらためて父親と一緒に来所することを提案しました。
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ケース3
- 創業者(代表取締役。80歳)が来所。
- 現代表者が創業。地域で30年以上の業歴の製造業(法人)。
- 業績は安定しており、無借金。
- 長男を後継者候補として代表取締役にしたが、事業への意欲が乏しく、同じく事業に従事している娘、娘婿との仲が悪くなっている。
- 長男と話をするにもすぐ喧嘩になってしまい、らちが明かない。
- 顧問税理士 無
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- 長男の後継意思を確認する必要があります。場合によっては、ほかの後継者候補を検討する必要があります。
- 直接話をするのが難しいようなので、息子一人での来所を打診しました。
- 無借金で純資産の蓄積あれば相応の株価となっている可能性あり、長男の問題がある程度氷解した後は株式の譲渡計画を検討します。
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ケース4
- 経営者(59歳)が来所
- アルミ等金属加工業
- 長男は他社に勤務しており、後継者とならないと思っており設備投資も控えていた。
- 今般、長男から後継者となってもよいとの話を受けたため、会社をどうしていったらよいかと相談
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- 長男に承継させるためには、企業を継続的な利益体質にする必要があります。
- 設備投資を行い、生産性を向上させることにより、将来的にも安定した企業を築き上げるのが社長の責務です。
- ものづくり補助金を申請し、採択されました。設備投資を実施予定です。
- 今後5年以内に長男が承継を予定しており、今後は事業承継補助金申請も検討していきます。
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