テーマ:第1部
ものづくりを支える電気加工技術のおはなし
第2部
自動車部品の高強度化技術開発と破壊解析の基礎
講 師:第1部
静岡理工科大学 理工学部 機械工学科 教授 後藤 昭弘 氏
第2部
静岡理工科大学 理工学部 機械工学科 教授 三林 雅彦 氏
第1部
研究の概要
加工技術は、ものづくりを支える重要な技術である。当研究室では、主に、放電加工・電解加工等の電気加工につ いて研究を行っている。放電加工は1940年代にソビエト連邦で発明された加工方法であり、難加工材料の加工、高精度金型の製造などに広く用いられ、自動車産業、半導体産業、航空機産業などを根底から支えている。電解加工は、以前は、航空機エンジン産業などの限られた用途で使用されることがほとんどで、一般的にはなじみの薄い加工技術であったが、最近は、自動車部品などの分野で利用しようという動きが出てきている。
講演では、放電加工、電解加工の原理と最近の技術動向について説明した後、当研究室で行ってきた研究内容について紹介する。また、地域企業と進めている「金型技術研究会」の活動についても紹介する。
その他の研究テーマ・シーズ技術
好きな研究テーマ:マクロ経済の研究、マネーの研究、株式投資の研究
最近行った専門外の研究:血糖値と食品との関係の研究、米国・日本の大恐慌の研究
第2部
研究の概要
現在、ほぼ全ての産業分野において、カーボンニュートラルへの取り組みは、喫緊の課題となっている。特に自動車の原動機分野における選択肢は多岐にわたり、HEV,PHEV,BEV,さらにはe-fuelへの取り組みも加速している。一方で、金属部品の高強度化技術は、車両軽量化の観点から、燃費向上や航続距離延長など、全ての原動機分野の変革に貢献が可能で、極めて重要な要素技術となっている。
講演では、このような自動車部品のこのような高強度化技術開発について総括し、その実例を紹介する。また、開発を進める上で極めて有用なツールとなる破壊解析技術について、実際の破壊現象に基づいて説明する。
その他の研究テーマ・シーズ技術
ショットピーニング、強度評価、破壊解析、材料・熱処理技術、各種表面改質技術
開催概要
日 時:2023年12月7日(木) 14:00~16:30
会 場:袋井新産業会館キラット あきはホール(袋井市高尾1129-1)
定 員:20名
参加料:無料
申込期日:11月24日(金)
申込方法:下記メールアドレスへ「所属、役職、氏名、電話番号」をお知らせください。
申込・問合せ先
(公財)静岡県産業振興財団 産学マッチングコーディネータ 河合
E-mail: hope-jnp@cy.tnc.ne.jp