【県内初】ブルーカーボンクレジットの購入申込者の公募開始!
静岡県では、脱炭素社会の実現に向け、様々な分野で取組を推進しており、その一環として、海洋における藻場(海藻)の回復に取り組んでいます。この度、県内(榛南地域)の活動団体が、Jブルークレジットの認証を受けました。
現在、クレジットの購入申込者の公募が行われています(1/27(金)締切)。
【ブルーカーボンとは】
海洋に取り込まれ、藻場等に吸収・貯留された炭素のことです。グリーンカーボンの対語として、2009年に命名されました。
【Jブルークレジットとは】
令和2年度に開始したブルーカーボン・オフセット・クレジット制度においては、団体等の活動により、藻場が創出・保全された場合には、当該藻場が吸収する二酸化炭素量が「Jブルークレジット」として認証されます。
活動団体等は、企業等にJブルークレジットを販売することが認められています。
【活動団体(榛南地域磯焼け対策推進協議会)の取組】
榛南(御前崎市~吉田町周辺)海域では、かつて約8,000haの広大な藻場が存在していましたが、平成初期から大規模な藻場の衰退(磯焼け)が発生したことを受け、地元の漁業者等が中心となって活動団体を結成し、藻場の回復に取り組んできました。
この結果、一時は完全に消失していたカジメ藻場が、現在では約870haまで回復しました。今回、このうち一部の面積について、静岡県内で初となる、Jブルークレジット認証が行われました。
団体では、今後も藻場の維持・回復に向けた取組を継続する予定であり、Jブルークレジットの販売による活動資金の獲得を目指しているとのことです。
【クレジット購入者のメリット】
Jブルークレジットを購入することで、SDGs 達成への企業・団体の貢献に対する社会の期待に応え、脱炭素社会の構築に向けた価値創出を図ることができます。
(※令和5年1月現在、Jブルークレジットは、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」には位置付けられていません。)
【クレジットの購入方法等】
クレジットの購入方法等については、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合のHP上で情報を公開しています。
ジャパンブルーエコノミー技術研究組合HP:https://www.blueeconomy.jp/
【公募申込み先】
ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE) ⇒ 申込ページ
【問い合わせ先】
榛南地域磯焼け対策推進協議会 事務局
南駿河湾漁業協同組合 総務部 担当:松本、原崎
tel:0548-63-3111 Fax:0548-63-5196