J-クレジットマガジン vol 4(2024年5月27日)
「J-クレジットの種類とメリット」
J-クレジット制度とは、「①省エネルギー設備の導入」「②再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量」「③適切な森林管理によるCO2等の吸収量」を「クレジット」として国が認証する制度です。
J-クレジット制度の前身として、経済産業省主導の「国内クレジット制度」と、環境省主導の「オフセット・クレジット(J-VER)制度」の2つの制度がありました。
2013年にこの2つの制度が統合され、新たに「J-クレジット制度」ができました。現在は、経済産業省、環境省、農林水産省の3省が運営する、企業を対象とした制度となっています。
J-クレジットには4種類のクレジットがあります。そして創る側と購入する側には各々メリットがあります。
[4種類のクレジット]
1.省エネルギー由来クレジット
2.再生可能エネルギー (発電)由来クレジット
3.再生可能エネルギー (熱)由来クレジット
4.森林吸収 由来クレジット
2030年の温室効果ガス46%削減(2013年度比)、2050年カーボンニュートラルに向けて各企業は動いています。J-クレジットを利用する前にやることは自社の温室効果ガスの見える化です。「知る」「測る」「減らす」の順で脱炭素化経営に取り組みましょう。お手元の事例集やこのマガジンで脱炭素経営について「知って」ください。そしてCO2測定ツールを使い「測って」ください。省エネ・脱炭素型設備導入で「減らして」ください。「減らす」ことでJ-クレジットの1つである「省エネルギー由来クレジット」の創出が可能になります。
尚、「測る」については、今年度から新規事業として見える化(GHG排出量算定サービス導入)補助金の募集を開始しております。是非、ご活用ください。
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